こんにちは、よろずやOTです。
今回は最近話題の《副業》について政府が推進している理由や、そのメリットについてまとめてみました。
副業とは
副業とは、収入を得るために本業以外の仕事のことを指します。兼業、サイドビジネス、ダブルワークなどとも呼ばれます。また、複業、パラレルキャリアといった、本業と副業といった境界がなく、全てを同列とし、すべてを本業と捉える考え方も広がってきています。こちらの場合はどちらかというと、お金を稼ぐ目的の為の仕事というより、その仕事自体が楽しく、目的となっている場合が多いように感じます。
働き方改革における副業
厚生労働省では、「働き方改革実行計画」を踏まえ、副業・兼業の普及促進を図っており、平成30年1月、副業・兼業について、企業や働く方がどういう事項に留意すべきかをまとめたガイドラインを作成しました。
政府としても副業を促進しており、一部の大企業を中心に副業を認める流れが広まってきています。
(因みに僕が務める病院も今年から副業が許可されました。)
副業による企業にとってのメリット
①社員が新たな知識を得たり、技術を取得したり、人脈を広げたりすることにより、事業拡大につなげることができる
地域の有償ボランティアからは、地域で生活する人達のニーズ。ブログからは、PC技術やインターネットの知識、個人での事業を考えれば、マーケティング、心理学などの勉強もします。治療の助けになったり、業務の効率がアップしたりと、それらは案外病院業務にも役立っています。ここから患者様の満足度の向上に繋がれば、病院の評判も上がり、病院にとってのメリットとなります。
②社員の主体性を促すことができる
先ほども書きましたが、副業はお金を稼ぐことも大事ですが、『やりたいことをやる』という目的で働いている人も多いです。このやりたいことをやるっていうのが実は重要で、目的があって行動しているときの人間のパワーはすさまじいです。生活の中でそういったパワフルな時間があると、それがその他の生活にも波及してきます。
③優秀な人材がやめてしまうことを防ぐことができる
僕は優秀な人材ではないんですが…(笑)それでも僕は自分がやりたい活動の為に仕事をやめたいと考えていました。しかし副業が解禁されたことで、仕事をやめずに、安定した収入は確保したまま、自分がやりたいことにも挑戦できています。
副業による個人にとってのメリット
①別の仕事から知識や経験を得ることで、キャリアを形成することができる
僕は本業以外にも有償ボランティアでわずかながら、収入を得ています。
参考)【作業療法士がやってみた】地域包括ケアにおける高齢者への有償ボランティア
そこでは地域生活をしている高齢者について多くのことを学べますし、社会福祉協議会や市の職員などと関わる機会もあります。そこから地域で生活している人たちのニーズを把握したり、制度について勉強することができます。これらの知識はリハビリ業務を行う上でかなり役立っています。特に入院中の患者さんは、自分では退院後の地域生活の事まで頭が回らないことが多いです。そこで、一般的な地域生活を行う人々の悩みを知識として提供することで、「そういえばそれも大変そうだなあ」等、退院後の生活について具体的にイメージしやすくなり、新たなニーズを入院中に共有でき、それに向けて早期から動くことができるようになりました。また、ブログでは、(まだ収益化はできていないので副業とは言えませんが…)全く違ったパソコンやインターネットの知識を得ることができますし、普段出会うことのない分野の人たちとも出会うことができます。これらの知識や、人脈は医療職の中ではレアだと思いますし、ボランティアと合わせて、作業療法×地域ボランティア×Web…と経験を掛け算していく事で、独自のキャリアの形成につながっていくと思っています。
②自分がやりたいことに挑戦でき、自己実現を追求することができる
『やりたいことを仕事に』なんて言葉をよく聞くようになりました。しかし、家庭があると中々そううまくはいきません。家族を養っていかなければいけないわけですから、収入を途切れさせるわけにはいきません。そんな時は、副業という形でやりたいことにチャレンジするのが一番だと僕は思います。いきなり仕事をやめて、起業したり、やりたい仕事探しに行ったりでは中々リスキーです。それでも優秀な人はどんどん成功していくのでしょうが、そんな能力は僕にはないので、副業という形で少しずつ勉強しながら、お金をためながら、やりたいことをやる。そんなライフスタイルの中で自己実現を追及していく事が副業という働き方のメリットかと思います。
③収入を増やすことができる
これは、言わずもがなですね。やりたいことでお金を増やして、それを元手に起業したり、転職したり、やりたいこと、なりたい自分に投資していく。そんな人生になれば最高ですよね。
政府・社会にとってのメリット(政府が推進している理由)
①優秀な人材に自由に働いてもらうことにより、経済の活性化を図る
個人、企業にとってメリットがあれば、社会にとってもメリットは当然あります。人はやりたくない事をただやっているだけより、やりたいことを主体的にやっているときの方が、作業効率は確実に上がります。効率が上がれば、それだけ多くの仕事をこなせるので、社会全体にメリットがあります。
②個人で働く力をつけることにより、倒産、定年後も働ける人材を増やし、年金等を削減
副業を通して『個人で働ける力』をつけていく事で、本業の会社が倒産した際や、定年退職した際など、生活に困る人が少なくなれば、その際にかかる国のお金が少なくて済みます。
③介護予防になる
高齢者の介護予防にも!本当にやりたい趣味の選び方+おすすめの趣味一覧
以前の記事にも書きましたが、やりたいことをしてる時って体は勝手に動きますから、老後もアクティブにやりたい仕事をしていれば、確実に介護予防になると思います。歳をとっても現役で楽しそうに仕事をしている人はアクティブに動き回っていますよね。
一概には言えませんが、この点も意識して働き方改革、副業の促進をしていると思います。
終わりに
今回はリハビリには直接関係のない内容ですが、政府が推奨している現在、国家資格を持ったリハビリ職であっても、副業をする人は今後どんどん増えてくることが予想されます。リハビリ職が飽和していく未来において、副業という形から、自分の武器をもっておくことが重要だと思います。この記事がその一助になれば、幸いです。
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