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有償ボランティアって?副業になる?実際にやってみたので解説します!

2019/01/08
 







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よろずや
作業療法士という医療系の国家資格を持ち、病院で働いています。 現在臨床5年目です。 「作業をすることで元気になれる」をモットーに、リハビリの事や、生活行為について書いています。

こんにちは、作業療法士のDAI(@yorozuya_OT)です

最近、副業という働き方が盛んに取り上げられるようになってきました。⇒副業についてはこちら【副業のメリット】企業、個人、社会にとってどんないいことがある?

僕もこの副業の流れで何かやってみたいと思い、とりあえず手軽に始められそうな、地域で高齢者を対象に行われている有償のボランティアがあったので実際にやってみました

今回はこの有償ボランティアについて、最近話題の副業の観点から解説していきます。

有償ボランティアとは?

まず、有償ボランティアとは何かというところですね。Wikipediaのボランティアの項目では以下のように説明されています。

日本において、ボランティアとは一般的に、自発的に他人・社会に奉仕する人または活動を指す。ボランティア活動の基本理念は、公共性、自発性、無償性、先駆性である。ボランティア活動において、交通費や実費、その他経費を受け取る活動を有償ボランティアと称する例も存在する

出典元:ボランティア|Wikipedia

基本的にはボランティアとは無償で行われるもので、有償ボランティアという表現自体ちょっと矛盾しているんですね。まあ言葉自体は矛盾していますが、基本的にはお金をもらえるボランティア的な活動ということです。

因みに僕の所属している団体では『有償ホームヘルプサービス』という言葉を使用しています。

サービスを利用する利用会員と、サービスを提供する協力会員がいて、その調整をコーディネーターさんが介入して行っています。

実際の活動について

僕は住んでいる地域の中で、主に高齢者を対象としたホームヘルプサービスの活動を行っています。他にも高齢者施設や障碍者施設への訪問や、子供の世話といった内容も有償ボランティアとして行われています。

内容については各自治体、各ボランティア団体によりけりだと思いますが、こういった福祉分野の活動が多い印象です。

僕がやっている内容や、その社会的意味については別記事に書いているのでこちらも見てみてください!⇒【作業療法士がやってみた】地域包括ケアにおける高齢者への有償ボランティア

有償ボランティアは副業として扱われてしまう?

これは、各勤務先の方針としか言いようがないです。

副業が促進されている昨今、副業が解禁される企業も増えているようですが、まだまだ副業禁止としている企業も多いのが現状です。

ただ、その禁止というのがどこまで禁止されているのかということが重要になります。そしてそれはその会社の担当の人でしかわかりません。

交通費程度の謝礼金であればOKなのか、給与として振り込まれてもボランティアという社会貢献であればOKなのか、他から収入があること全般が禁止されているのか…

折角有償ボランティアをやろうと思っても会社で禁止されていては元も子もないですし、黙ってやってトラブルになっても嫌なので確実に確認しておきましょう。

参考までに、僕の場合はどうだったのか書いておきます。

 

まずうちの病院は原則副業は禁止とされていました。僕は当時有償ボランティアについて知ったとき『副収入はすべて副業ですべて禁止』だと思っていたので、あきらめていました。

しかし「こんなにいい活動なのにダメなのか?」となんだか悔しい気持ちになり、ダメもとで職場の担当者に聞いてみることに。

有償ボランティアがどれだけ社会貢献になって、どれだけ自分の勉強にもなるかを語って説得してやろうと思って意気込んで、病院の担当者の元へ。

すると、僕の熱い思いも全く聞く前に、

担当者「ボランティアならいいですよ。自分の休みを使ってやるなら問題ないです。」

僕「…え?あ、そんな感じなんですね。一応給与という形でお金も振り込まれるみたいなんですけど…」

担当者「全然問題ないです。」

僕「ありがとうございます お手数おかけしました」

担当者「また感想聞かせてね」

僕「あ、はい(^^;」

こんな感じで説得なんてする暇もなく、何も問題なく許可が下りました(笑)

因みにちょこっと書きましたが、僕がやってるところは給与としてお金が振り込まれます。そして源泉徴収票もしっかり届きます。それでも会社が問題ないと判断すれば問題ないみたいです。

 

僕の時はこんな感じで何も問題になりませんでした。一例として参考にしてみてください。

”有償”のメリット、デメリットは?

僕は、実際にやってみて「高齢者のお手伝いができて喜んでもらえて、それなりにお金ももらえて良いサービスだな」と思います。

お金をもらってるから気を使われすぎないし、こっちもしっかりやろうって気になりますし。

しかし一点有償であるが故の問題点もあります。それは、ボランティアでなく労働をしている気持ちになってしまうことです。ちょっと余裕が出てくると、「もっと効率的なやり方ないかな」と考えていることがあります。そのようなことを考え始めるとどうしても仕事のように考えてしまって、利用者の気持ちを100%考えられていないことが多いです。そうなってくると利用者からも「なんか冷たい印象」といわれることもありますし、僕自身も「効率的にできずにもどかしい」と思ってしまいます。こうなってくるともはや奉仕活動ではなく、普通に仕事です。

無償でのボランティアであれば、純粋に奉仕の気持ちで活動でき、「他人の為に過ごしてすっきりした気持ち」になれます。しかし有償の場合、頭が仕事に切り替わってしまい変にストレスを感じてしまうことがあります。ここをどう割り切るかが有償のボランティアを継続する鍵になるかなと思います。

メリットとデメリットを表にまとめてみました。

利用会員 協力会員
メリット ・お金を支払うことで気兼ねなくサービスを利用できる

・ある程度の距離感を保つことができる

・金額に見合ったサービスを望む権利が発生する

・無償よりは早期に協力が得られやすい

・金銭を得ることができる

・お礼の物をもらって困ることが少ない

デメリット ・お金がかかる

 

・収入になるので書類が必要

・お金をもらうことで、奉仕なのか労働なのか分からなくなる

つまりサービスを利用したい方としては、「お金を払ってでもスムーズに利用したい」「間にお金を介したほうが気楽」という方は無償より有償のボランティアがおすすめです。

また、サービスを提供する方は、

「地域貢献をしたいけどどうせならちょっとでもお金が欲しい」

「ボランティアはしたいけどお礼に物をもらっても困ってしまう」

「お金はあるに越したことはないけど、とにかく経験、勉強をしたい」

といった方は有償の方が良いでしょう。逆に先程僕の感想でも書いたように、「お金をもらってしまうとバイトのような気がしてやりがいを逆に感じられなくなりそう」という方は、無償でのボランティアが合っていると思います。

実際の収入はどう?やりがいはある?

僕が行っている有償ボランティアは時給制となっており、その金額は内容により差はありますが、基本的に時給800~900円です。

月に一回5時間程度の通院介護を行い、約4500円です。僕の場合は休みを半日使って活動しています。正直時給900円なので、お金を稼ごうと思えば、田舎でもちょっと時給のいいバイトの方が割はいいです。

ここまで読んでいただければわかると思いますが、副業として、お金を稼ぐだけの目的であれば、正直イマイチかと思います。

それでも僕が、活動をしている理由としては以下の4つです。

 

①そもそも職場で“副業”が認められていない。

②地域社会の共助のシステムの勉強がしたい。

③地域社会に貢献したい。

③それで少しでもお金が貰えれば。(リハ職の給料は家族を養うにはやっぱりちょっと少ないです…。・゚・(ノ∀`)・゚・。)

 

今でこそ政府も副業を勧めており、認めている会社も増えていると思いますが、僕が、やり始めた当時はうちの職場では認められていませんでした。しかし、ボランティア活動と言うことであれば、有償でもやってもいいよとの許可があり、開始することができました。なので、副業を禁止されている会社にお勤めで、あとちょっと小遣いが必要で、ちょっとでも介護、福祉に興味があるっていう人にはおすすめかなと思います。

あとは医療、福祉関係職、その学生なんかは、勉強のためにもとてもいい活動だ思います。なかなか病院で仕事をしていると地域の情報が分からずモヤモヤすることが多いです。リハビリをする人たちが、病前どんな風に生活をして、どんな悩みがあって、どんな事を楽しみにしていたか。そんな情報をリアルに見られるのはとても有益だと思います。僕のモチベーションとしては、奉仕活動による充足感はもちろんありますが、正直この「地域高齢者について勉強する」という部分が大きいです。

まとめ

有償ボランティアは、ぶっちゃけ本格的な副業としては、時給がいいわけでもないですし、安定した回数の仕事をこなせるわけではないので、イマイチかなとは思います。

ただし、

 

○職場で副業が禁止されている

○ボランティアに興味がある

○地域に貢献したい

○地域での介護、福祉分野について勉強がしたい

 

これらに当てはまる人にはお金以外のメリットが得られる為、とてもおすすめということになります。

以上の理由から医療、介護職には結構おすすめだと思いますし、専門的な知識を有している為、利用する側のニーズも満たせることが多いののでまさにwin-winな関係です。

サービスをする側、される側どちらにもメリットのある活動なので今後さらに発展するといいなーと思っています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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