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私が作業療法 をする上で考えている5つの枠組み

 







この記事を書いている人 - WRITER -
よろずや
作業療法士という医療系の国家資格を持ち、病院で働いています。 現在臨床5年目です。 「作業をすることで元気になれる」をモットーに、リハビリの事や、生活行為について書いています。

こんにちは、作業療法士のよろずやOTです。

本日は僕が作業療法をしていく上で、考えている5つの枠組みをお話してみたいと思います。

そして、枠組みを持っておくことで臨機応変に対応できるっていう話です。

 

ペーペーな若手OTの個人的な考え方になりますので、『もっと大事なことがあるだろ!』とか、『作業療法士としてそれはどうなんだ』と思われる部分も多いと思いますが、それでも何かの参考になれば幸いです。

 

僕が考えている枠組みは以下の5つです。

一番重要な作業へのアプローチ

まず、これは作業療法士として関わる上で一番重要な部分ですよね。その人がその人らしく生活していくために何が重要なのか。どうすればその作業を遂行できるようになるのか。この視点はどんなクライエントと関わる上でも必ず持っていないといけない視点です。

内容はその人によって千差万別ですが、役割を持って、自己有能感を感じる、達成感を感じるような作業の重要度が高いことが多いと感じています。

安心安全に生活できるためのアプローチ

安心安全になんて言うとふんわりし過ぎて逆に分かりづらいですね。

これは、安全な環境を作ったり、身体リスクを管理したり、疾病予防なんかも含めた考え方です。

例えば簡単な例では、転倒予防のために夜間の人感センサー付きのライトを設置したり、高血圧予防の為の料理の作り方を指導したり、です。

ADL、IADLへのアプローチ

当然と言えば当然なのですが、ADLに対して介入ことが求められています。

ただ、私は『漫然とADLを見ているだけではダメ』『重要な作業を明確に』という言葉をよく聞かされてきました。

これは本当にその通りだと思いますし『作業療法士だからとにかくADLの改善』と安易に考えていては、未来はないと思います。

しかし、僕は「作業療法士だから安易にADLだけ見ればいいわけじゃない」と考えすぎてしまい、結果ADLへのアプローチが疎かになってしまう時期がありました。

「できることは少ないより多い方がいい。出来そうなADLはとにかくできるように」って考えは、雑だなと感じてしまいますが、役割、有能感、廃用予防等の観点から見ても重要だと思います。

機能の底上げ的なアプローチ

やっぱり身体機能、認知機能は高いほうがいいです。

動作効率も高まりますし、予防という観点から言えば機能は高いに越したことはないと思います。

目的とする作業が無く、ゴールもなく、明確な精神的なアプローチですらないただの筋トレであっても、『作業療法士はそうゆう事はしません』とならずに臨機応変に対応することも重要だと思います。

ただしやはり作業療法士として目的にない筋トレの優先順位は低めだと思うので、基本的に自主トレメニューでの提供になることが多いかなと思っています(^_^;)

とにかく楽しいと感じるためのアプローチ

とにかく楽しいと感じることを目的とします。それ以上の目的はありません。

いわゆる終末期の患者さんと関わるときの感覚に近いかもしれません。人間誰しもいつかは死にます。そう思えば誰しもがある意味終末期ということになります。そう思えばただ楽しいことをする、笑って過ごす、ワクワクして過ごす時間って凄く大切だと思います。

楽しむことだけを目的としたフリートークや散歩なんかはこの枠に入るかなと思っています。

まとめ

最近本人のニーズ、その人らしい作業がどんどんピックアップされています。それこそ作業療法の本質だと思いますし、やはりそこを考えている時間が一番楽しいです。

ただ、個人的にそのような話を聞きすぎて、逆に、ボトムアップ的な介入とか、目標としている作業以外の部分に対する考えがかなり甘くなっていました。その人の人生を良くするという目標であれば、一つの作業に囚われず、多角的な視点での介入が必要だと思います。

終わりに ~これらの割合を考える過程が一番重要~

僕は今回書いた5つの枠組みを元に日々の作業療法業務を行っています。当然時間は限られていますので、その人に応じてそれぞれの割合を決めていきます。(それぞれ同水準の項目ではないので、オーバーラップする部分もあります)

 

僕はこの割合を決めて介入するということが本当に重要だと思っています。

しっかりと方向性を決めて、状況に応じてその割合を臨機応変に変更しながら介入していく。

円グラフの割合を調整するようなイメージで状況によりどこに比重を置くのかを考える。

 

この作業がリハビリでは非常に重要になります。

仕事の能力はよくベクトルで例えられます。つまり、スキルという力の大きさだけでなく、方向性が加わった概念です。

力、熱量が強く、技術は高いセラピストであっても、その方向が反対方向に行っていれば結果はついてきません。

その方向修正をするために、自分の中で枠組みをもって、いつでもその割合を変えられるように準備していることが重要になります。

 

とにかく枠組みをもって、方向性を考えながら行動することが大切ということが言いたい記事でした(笑)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。

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